Event Quest: The Glorious Rising Moon

月で行われるヒーローライセンス公開試験で、
試験官補助の依頼を請けた{0}。

試験官と共に会場に向かうと、そこには
緊張に青ざめた顔で、全身を震わせる受験者が。
声を震わせ、自己紹介も覚束ない受験者を前に、
{0}は試験官と顔を見合わせる。

このまま開始すべきか悩む試験官に、ここは任せて
欲しいと伝え、{0}は
受験者に優しく微笑みかける。
そして受験者の手を握り、少し落ち着いたところで
共にストレッチをするように誘った。

ゆっくりと体をほぐし、深呼吸で心を落ち着ける。
受験者の顔にようやく笑みが浮かんだところで、
{0}は試験官にその場を譲った。

仕事が終わった後、会場で{0}は
先程の受験者に声をかけられる。
結果はまだわからないけど、全力を出すことは出来た、
という感謝の言葉に{0}は
胸が温かくなるのを感じ、そっと笑みを浮かべた。

式典記念グッズの販促イベントに出演することに
なった{0}と{1}。

記念メダル、お菓子、タオル、ブロマイド……
１つ１つのグッズを丁寧に、そしてファンを
楽しませるトークで紹介していく２人。
その後、MCによって２人に突発企画が発表される。

それは、たくさんのグッズの中から１つ、
互いが喜ぶプレゼントを選びあうというものだった。
ずらりと並んだグッズの前に立ち、真剣な表情で
選ぶ{0}と{1}。
MCによって告げられた制限時間終了の合図と同時に、
２人は手にしたグッズを高く掲げる。
それはどちらも同じ、相手のイメージカラーの
ストラップだった。
同じグッズを選んだことに笑みを交わし、端末に
付け合う２人の姿に、会場は大いに盛り上がった。

後日、そのストラップを付けたプライベート写真が
お互いのアカウントからアップされると、
ストラップは暫く品薄が続いたという。

月面の特別番組への出演依頼を請けた
{0}と{1}、そして
{2}と{3}。
その特別企画とは、月面本来の
低重力エリアに新設された、
アスレチック施設でのレースだった。

スタートの合図と同時に走り出す４人。
{0}は重力差を感じさせない走りで、
コースに設置された障害を難なく越えていく。

その横で低重力に不慣れな{1}は
加減が分からず思い切り飛び上がってしまう。
慌てる{1}を助けるべく飛び上がる
{2}と{3}。
{1}は思わず{2}に
しがみつき、抱き合った状態のまま空中を漂う。
{3}は{1}よりも
高く飛び上がってしまい、あらぬ方向へと飛んでいく。
そこに駆け付けた{0}が
他の３人を次々とコースへと導いていく。

ちょっとしたアクシデント、そして
何よりも互いを助け合おうとする４人の姿に
観客は大いに盛り上がり、企画は大成功となった。